やは肌のあつき血汐にふれも見で
さびしからずや道を説く君
その子二十櫛にながるる黒髪の
おごりの春のうつくしきかな
くろ髪の千すぢの髪のみだれ髪
かつおもひみだれおもひみだるる
みだれ髪 与謝野晶子

晶子の短歌は、まだ女性があけすけに恋愛を語れなかった当時の世に衝撃を与
えました。開放的な文章表現と理解するだけでなく、肉体の内側に秘められた
、燃え上がるような強い情念や生命の輝きを実感しながら、一語一語噛み締める
ように読んでみると良いですね。
あらすじ
晶子にとって、生涯初の歌集。後に夫となる与謝野鉄幹へ向けた命がけともいえる恋心が、激情に満ちた言霊に乗せて詠われている。
当時としては表現が赤裸々すぎたこともあり、賛否両論が巻き起こるなど大きな反響を呼んだ。
発刊直後に晶子は鉄幹と結婚している。

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