




白鳥は哀しからずや空の色
海のあをにも染まらずただよふ
幾山河越えさり行かば寂しさの
終てなむ国ぞ今日も旅ゆく
海の声みな碧瑠璃の
天に沈みて秋照る日なり
大海原や青い空、山や河などの自然観をまずは感じとり、その上で映像を想い描きながら読んでみては。
同じ空の色でも、『青』や『碧瑠璃』と使い分けていることにも気づくはずです。『幾山河越え』など短い表現ながら、情景が鮮明にイメージされます。
あらすじ
病により43歳という若さで世を去った若山牧水。その生涯で約9000首もの歌(未発表分も含む)を残した自然主義文学の第一人者。
旅を愛した牧水の歌碑は全国で300越えるともいわれる。数多くの遺作の中でも第一歌集『海の声』は広く知られている。
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