健康あっての教師人生

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スーホの白い馬 413/May.12

 『そんなに かなしまないでください。それより、わたしの ほねや、かわや、けを つかって、ことを つくってくださいな。そうしたら、わたしは いつまでも、あなたの そばに いられますから』スーホは、めがさめるとすぐ、ことをつくりにかかりました。(中略)やがて、スーホのつくりだした ことは、ひろいモンゴルのくさはらじゅうに ひろましました。そして、ひつじかいたちは、ゆうがたになると、あつまって、そのうつくしい おとに みみをすまし、いちにちの つかれをわすれるのでした。

『スーホの白い馬』は小学校2年生の国語教材に採録されている超名文中の名文です。モンゴルの民話『馬頭琴』をもとに、子どもむけに再話したものである。

 馬頭琴はモンゴルの擦弦楽器で、胡弓の一種。さおの先が馬の形をしている。馬頭琴の由来を美しくも悲しい物語として描いた『スーホの白い馬』を授業では、次のような指導が行われます。

  • 好きな場面を選んで、班ごとに紙人形劇をする。紙人形を動かす人、話を読む人の受け持ちを決める。紙人形を動かす人は、動きと、言葉や鳴き声を音が上手く合うよう、動かし方を考える。(最近は劇よりは、読みをもっと深める学習のほうが多い)
  • スーホは、どんな気持ちで『馬頭琴』を弾いたかを話し合う。

 

あらすじ

スーホは、殿様が主催した競馬大会で優勝しました。殿様は銀貨をやって、馬を奪おうとします。それをスーホが拒否すると、彼を暴行し、馬を奪ってしまうのです。泣く泣く帰ってくるスーホですが、悲しみと怒りがおさまりません。

殿様が馬にまたがろうとすると、馬は大きく飛び上がり、彼を振り落として逃げてしまいました。追手が射る矢で傷つきながらも、馬はスーホのもとに戻ったのです。しかし手当も虚しく、馬は衰弱していきます。そのときスーホの心に、なんと馬の声が聞こえました。

その声とは……ぜひご自身の目でお確かめください。

本作を読み終えると、成長したスーホに出会うことができます。この物語をとおして、悲しみを乗り越えることの大切さを学ことができるでしょう。

大切なものを奪う権利は誰にある?突き抜けた一途さと潔さは国や文化を超える。少年と白馬の強い結びつき。そして栄光と悲劇。結末を知っていても泣けるのは、大切なことを我々に教えてくれるから。

あなたはこの話の中で誰?馬を守ろうとした少年?必死で少年のところに帰ろうとした白馬?それとも身勝手な領主?白馬が少年にとっての命(または人権?)を意味するのなら、まさに人馬不可分。読者は看過できまい。まさしく永遠の名作です。大人になっても読んでみる価値のある1作です。

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