19日現在、首位・ソフトバンクと2位・ロッテのゲーム差は5・5。ソフトバンクは目下8連勝中と波に乗っているだけにパの優勝争いは勝負あったかに見えるが、残り試合をみると、必ずしもソフトバンク有利とは言えないのではないか。ソフトバンクは残り16試合中、ロッテ(6勝11敗1分け)と6、西武(8勝8敗1分け)と7。どちらかといえば苦にする球団との対戦を多く残している。

そこへいくとロッテは残り18試合中、ソフトバンク(11勝6敗1分け)と6、オリックス(16勝3敗1分け)と4。カモにしている球団との対戦が多い。しかもソフトバンクとは直接対決だ。おまけにロッテはこの日、新型コロナウイルスに感染していた荻野と藤岡が一軍に合流。井口監督によれば「(試合は雨天中止だったが2人とも)先発のつもりだった。みんな戻ってきて、さあ、というところ」だという。
ロッテは相性のいいチームとの対戦が多く残っているうえ、メンバーも揃って士気も上がっている。両チームの間には5・5ゲーム差という数字ほどの開きはなさそうだ。

ハッキリ言うが、残念ながら私のなかでは終戦近しである。コロナに感染した連中は戻ってきて多少の戦力UPとなるが、この5.5の壁はあまりにも厚すぎる。この暗いコロナの中をロッテが明るく照らしてくれたのは間違いない。本当によくやってくれた。それも予想を遥かに越えて。できることなら、優勝してほしかった。今でも純粋にそう願ってる。
前回優勝したのが、2011年。シーズン3位から這い上がり、最後の頂きまで登りつめた『下剋上』だった。あの時よりも正直今の方が明らかに強いはずだ。それにしても5.5差は儚い期待すらもよせつけない数字だ。しかし、井口の厳しい表情を見ていたら気持ちが変わった。

残り試合、我が大将はどう戦ってくれるのか。ずるずると引き下がるのか、それとも少しでも意地を見せてくれるのか。井口監督の手腕にロッテファンの願いがかかっている。監督は現役最後の試合にホームランを打った。そういう星のもとにうまれた人間は、何かをやってくれるような予感を抱かせてくれる。土俵際だが、首の皮はまだ残っている。
来週の今ごろ、笑っているのは、工藤ではなはなく、井口だ。その心の準備を今からしておこう

コメントを残す