結婚してすぐの頃、二人で、東京に向かう寝台列車に乗ったときのこと。
晩ご飯を食堂車で食べようと思ったら、混んでいて知らない人達と相席になった。

サラリーマンらしき年配の、陽気そうな男の人ふたり。親友なのだろうか。お酒を飲んで、すっかりできあがっていて楽しそう。
『なにをたべようかなあ』とメニューを見ていたら、『どこからきたの?』などと、話しかけてきて、グラスを頼んで、お酒を注いでくれた。そうして、次々といろんなものを注文しては、わたしたちに『いいから、食べて、食べて』と、ごちそうしてくれた。よっぽど、おさなく頼りなく見えたのかもしれない。『あの、自分で払います』と言っても『いいの、いいの』。

名前も知らない気のいい人達。ばがばかしい楽しい話を、とめどなくしてくれて、あっという間に、札幌に着いた。『ずっとなかよくしなよ!』と、言い残して。
もう今はなくなってしまった食堂車。寝台列車での食事は、移動中で他にすることもなくて、みんなどこかヒマな、のんびりとした空中だった。人と出会うのも、のんびり。
what day is it today?
🟢食堂車の日
明治三十二年、山陽鉄道に食堂車つき一等車が、お目見え。一度はカシオペアの展望列車に乗ってみたかったなぁ。

🟣鶴岡化けものまつり
山形県の鶴岡天満宮の天神祭は『化けものまつり』。編み笠をかぶった『化けもの』が道ゆく人々に酒を振る舞う。三年間化けもの役をやってバレなければ、願いがかなうのだそう。


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