スモールステップと個別評定で水泳の基本を身に付ける
伏し浮き、背浮き、くらげ浮き、け伸び
1 伏し浮きの指導
伏し浮きは水泳の基本中の基本。浮きのポイントは2つ。

①10秒ほど息を止められる。
②水中で無駄な力を抜いて脱力状態になれる。無駄な力が入ると、緊張し体がかたくなり沈んでしまう。伏し浮きでは、顎を引き頭が少し下がった姿勢を取らせる。この姿勢がけ伸びや後の泳ぎのつながる。子どもに「力をぬきなさい」「顎を引きなさい」と直接指示しても動きは変わらない。そこで、次のような指示をしていくようにする。
「お化け(ゆうれい)になります」「くらげになってごらん」
「お化け」というだけでだらりと力が抜けた浮の姿勢になることができる。また、「プールの底」「おへそ」など目線を具体的に示すとよい。
「プールサイドを持って伏し浮き。10秒できたら合格」
できたことをほめていく。「一瞬手を離します」「3秒数え間、離します」「1本目の線に立って、壁に向かって伏し浮きします」など変化を付けて指示を出す。

泳ぎの基本姿勢を学ぶ重要な段階なので丁寧に指導する。うまくできない子には個別指導を行う。水を怖がる子は教師が体の一部を支えると、子どもは安心できる。
2 け伸びの指導
け伸びは、クロールや平泳ぎなどあらゆる泳ぎの基本動作になる技能である。
壁を蹴って、伏し浮きの形になります。「ドボーン(頭まで沈む)・ボン(壁を蹴る)」でスタートします。
「鉛筆」(指先から足先まで伸ばす)、「耳」(腕を耳の後ろに持っていく、顎が引けた姿勢になる)、「手」(指先を重ねる。腕がしまる)と短い言葉でできているか個別に評定する。

3 指導のポイント
浮く姿勢を変化のあり繰り返しで行う。「大の字浮き」「お化け浮き」「ラッコ浮き」など。「ラッコ浮き大会」は盛り上がる。け伸びは一蹴り3m以上を目標にする。できるようになれば、長い距離を一回ずつ立って呼吸し、泳がせる。

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