順番が守れない

1 早いことで得をする学級にはなっていないか
子どもたちは、何でも一番になりたがることが多い。自分が子どもの時もそうだ。特に低学年ほどその傾向が強い。それは仕方がないことだし、一概には悪いことだとは思えない。
しかし、いつもやんちゃな男の子や、気の強い女子が順番を無視するようなことでは、平等な学級は作れない。いつも順番が守れない状態であれば、学級のシステムを見直す必要がある。
いわゆる『早いもの勝ち』の学級にはなってはいないだろうか?給食のおかわりも、全部食べた人からもらう。図書室の本は先にとったほうが借りられるなど・・・。
一つ一つはささいなことであろうが、そのようなことが積み重なって、『早いほうが得をするんだ』と子どもたちは学習するのである。
だんだんと順番が守れなくなってゆく。そういう学級をさんざんみてきた。
教師がどんなに、順番を守ることの大切さを説いても、よくなることはないだろう。授業の中で、『早く問題ができた子は黒板に書ける』ということとは違う。そこには知的なやる気が生まれる。早くできた子への時間調節にもなっている。早く行くために教室を走る。一番に行こうとして人を押しのける。それはただ、弱肉強食の世界だ。知らず知らずのうちに、早いものが得をする学級になっていないかをチェックしてみる必要がある。
2 『早く』より『きちんと』することを教師が大切にする
これが極めて重要である。教師の考え方も子どもに伝わる。『早い』のがいいというばかりではない。『早く』しようとすると、ノートの字も汚くなる。『早く終わらせて遊びたい』という子もいる。雑にしたから、早いというものではよじくない。授業の中でも、一番にノートを持ってきた子どもには厳しくする。『定規を使っていません。書き直し』と突き返すことも多い。

テストでも、時間いっぱいしている子どもが100点をとり、真っ先に自信満々に出している子どもがケアレスミスをすることがある。そういう一つ一つの場面を捉えて、子どもたちを指導する。
教師が、
『丁寧に』『きちんと』
することを大切にしていれば、そういう場面はたくさんあるだろうし、折りに触れて指導することができる。
ただ・・・・
『早い』ということではいけない、ということをしつこく語り続ける。
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