1枚の写真で知的な授業ができる
1資料とは何か
社会科では、資料の扱い方が重要な位置を占める。『資料を読み取らせる指導法』を知っているか否かが、社会科の学力向上と大きく関係します。
社会でいう『資料』とは、例えば、次のようなものであります。
- グラフ資料
- 写真資料
- 地図帳の資料
- 資料集・副読本の資料
- 百科事典の資料
- 教科書の資料
- 実物としての資料
上記のものを上手に活用して授業を行うと、子どもたちは楽しく社会科の授業に取り組める。
また、資料の読み取り指導のシステムは次のようにします。
1 資料を示して、表題等を確認する。
2 意見をノートに書かせる。
3 発表する。
資料の読み取りの時間としては、5分間が適しています。『5分』間は、資料を見せ、気付いたことなどをノートに書き始め、それがクラス内で一定の子どもの数に達する時間です。
2 写真の読み取り指導
1枚の写真を(あるいは絵)を見て、どれだけ考えることができるかというのも社会科教育のポイントです。
『向山式・勉強のコツがよくわかる本』向山洋一著・PHP研究所
写真を使った指導を以下のように行いますます。

- 写真を見せる。
- 分かったこと、気付いたこと、思ったこと(わ・き・お)をノートに箇条書きで多く書かせる。
- 指名無し発表させる。
- まとめる。
- 教師の発問により、見えないところを見えるようにする。(向山洋一全集44巻 明治図書)
3 読みを深める指導
写真から見えるもののみを『列挙』することから、『叙述』『解釈』へと子どもの読み取りレベルを引き上げていくためには、
系統的な発問
が必要になる。意見分類表のB〜Iのねらいに即して以下の発問群からいくつかを選択し、発問していくと良いです。
- B 何が多いですか。
- C 南はどちらですか。
- D 季節はいつですか。
- E 自分の住んでいる所にはないものは何ですか。
- F 自分の住んでいる所と比べて、道路の様子はどうですか。
- G 自分の住む土地と比べて、この地域は寒い土地ですか、暖かい土地ですか。
- F 自分が生まれる前の写真ですか、それとも後ですか。
このように資料の読み取りの活動は、社会科の基礎基本をつける上で、とても効果的です。
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