家財道具はおろか、ときに命をも奪う火事は本当におそろしいものです。木造住宅の密集する江戸の町では幾度も大火事が起こり、多くの犠牲が生じました。どうにか火事を防ごうと、幕府は町民に夜の見回りを励行します。

あなじみの『火の用心』という言葉は、江戸時代中期から夜の見回りで盛んに使うようになったそうです。『火の用心!』の声とそれにつづく拍子木の音も、最近ではめっきり聞かなくなりました。我が家周辺ではこの時季、鐘を鳴らしながら消防車が巡回します。慌ただしい年末だからこそ、戸締り用心、火の用心ですね。
今日をたのしむ
【秋葉の火祭り】
火伏せの神様として知られる秋葉神社の総本宮・秋葉山本宮秋葉神社(静岡県)で行う例大祭。火災はもちろん、水難や疫病除けも祈願する幻想的な火祭りです。

【日の用心】
この言葉を最初に使ったのは徳川家康の家臣・本多重次という説があります。戦地から妻に宛てた手紙で用いました。

【念仏の口止め】
念仏を好まない年神様のため、今日から年明け1月15日までは念仏を唱えない風習があります。

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