「サイレーヤ、サイリョウ」「サイレーヤ、サイリョウ」かけ声が大きくひびきわたる頃、鞍馬の坂道は、かがり火、松明、大松明で火の川に。
てらてら踊る、半透明の生き物みたいな炎が立ち上がり、息苦しいほどの煙といぶした匂い。星になる火の粉。
太鼓の音が風をあおると、火の指先が夜空をなでていく。あかあかと、人の顔も木も石段も、湿った土も、みなてらす。
「サイレーヤ、サイリョウ!」
火の影が、ゆうらりゆらり波のようにゆれ、鞍馬の里は火の海に。
京都は鞍馬山、由岐神社で、夜空をこがす火祭り。
今日は何の日
「鞍馬の火祭」
「京都三大奇祭」のひとつ。平安時代、由岐神社が京都御所から鞍馬に移された時、かがり火をたいて迎えたという故事にちなんだ伝統行事。「サイレヤ、サイリョ」の掛け声は、「祭礼、祭礼」の意味だそう。
「時代祭」
794年、桓武天皇によって、都が、長岡京から平安京に。その日を記念して明治維新から平安時代へさかのぼって、一大時代絵巻の行列。京都・御所建礼門から平安神宮まで。
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