健康あっての教師人生

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有名説明文教材で『主体的・対話的な授業づくりのポイント 340/APR.20

1 説明文指導における主体的・対話的な学びとは

 主体的・対話的な授業づくりのヒントが、各教科における『見方・考え方』である。国語科における『見方・考え方』は、『内容がどう論理的に表現されているから』『どう書かれているからわかりやすいのか』などについて考えることを意味している。

 説明文指導では、『筆者の主張』と『構造』を理解することで、これらの『見方・考え方』を知ることができると考える。

 『筆者の主張』と『構造』を理解する上で、シンプルにわかりやすく、しかも作業を伴う学習が望ましい。その最もたるものが、向山型説明文指導である。

2 二つの説明文指導の型

 従来の説明文指導には、大きく分けて二つある。

① 要約指導型

② 問答型(問いと答え型)

3 要約指導型

 要約指導型は、粗く言って、『段落要約』と『全文要約』がある。

向山型要約指導をする子どもの書く要約文がほとんど同じになる。

 逆に言えば、いろいろな要約文が出るのなら、要約指導をしたことにならないのである。

【体言止めの指導】

 要約指導をしたとき、キーワードをうまくつなげることができない子どもがいる。そのため、事前に体言止めの指導をして慣れさせておく必要がある。

①『昨日、私は本屋に行った。』と書きなさい。

②『私』で終わる文に書き直したら、持ってきなさい。ノートを見せに来させて◎をつけていく。(昨日、本屋へ行った私。)

間違っていたら×をつけてもう一度書き直しをさせる。子どもは、楽しそうに挑戦してくる。

③ 『昨日』で終わる文に書き直しなさい。書けたらもってきます。(私が本屋へ行った昨日。)助詞の『は』を『が』に変化させなければならない。

 これもノートを見せに来させて正しければ◎をつけていく。(個別評定)

④ 『本屋』で終わる文に書き直しなさい。(昨日、私が行った本屋。)

 今度は簡単である。『変化のある繰り返し』でどんどんノートを見せに来させて◎をつけていく。このように、体言止めの指導をすることで要約文を書くとき自然に書けるようになるのである。

【桃太郎の要約】

向山型国語の鉄板追試である要約指導を紹介します。低学年でも十分理解できる内容である。

 最初の指導は、誰もが知っている桃太郎の要約から始める。

① 桃太郎のお話を簡単に確認する。

② 『桃太郎のお話を20字以内でまとめます。句読点も一文字として教えます。書けたら持ってきます。

③ それそれ書いてきたものを教師が◎をつけて、黒板に10人ほど縦に板書させる。(誰が書いたか分かるようにネームプレートを貼る。そして何文字か書く、例 けらいをひきつれて鬼退治した桃太郎(山田)⑱

④ 『この言葉がなければ、この話が成り立たないという言葉は何でしょうか。書きなさい』

★最初の指導なので、子どもの実態によっては、漢字三文字など、ヒントを与えてもよい。(桃太郎)

⑤ 『次に大切な言葉は何ですか』(犬・猿・雉))(鬼退治)

⑥ 『犬・猿・雉』『鬼退治』『桃太郎』を使って、桃太郎が最後になるように、20字以内でまとめます。『犬・猿・雉と鬼退治に行った桃太郎。』が要約文となる。

要約指導のポイント

1 キーワードを三つ選ぶ

2 最も大切なキーワードを選ぶ

3 最も大切なキーワードを文末におく。

4 20字以内で要約する。

  

(ワンポイントアドバイス)

(1)どうしても、20文字以内で書くので、『漢字』で書きたくなります。

『先生、おにたいじって漢字を教えて、桃太郎は?』と。一度板書に示してしまうと、質問のオンパレード。事前に『習っていない漢字は使わない』と決めておく必要があります。

(2)板書もあらかじめどこに書くか決めておく。

例・黒板の上に目印をつけておく。


参考文献:授業の腕が上がる新法則 

通常学級での特別支援教育 村野聡・千葉雄二・久野歩著 学芸みらい社

 

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