例年11月中に我が家は神宮外苑に行くことに決まっている。よほどのことがない限りは。
今年はそのよほどに該当してしまった。もちろんコロナの第3波のためだ。この言い回しもあきるぐらい言ってるのだが、あと何回使うのだろうか😩

それにしても、まさかここの紅葉が観に来れなくなるとは思ってもいなかった。
さて、神宮外苑の話に戻そう。この神宮外苑はヤクルトスワローズの本拠地・神宮球場が鎮座している。その他にも、ラグビー🏉の聖地秩父宮ラグビー場、かつての国立競技場もここにある。また、ランナーも皇居に次ぐぐらい多い。まるで、スポーツ施設のテーマパークだ。

私はこの神宮外苑の雰囲気が大好きだ。弱いけどヤクルトは今も好きだ。
いつ頃からかは、あまり大切ではないのだが、一応話しておくと、生まれて初めて野球を観にきたのが中学2年生だった。相手は阪神タイガースだった。友人は、産婦人科の息子でなぜかヤクルトファンだった。(実はあとで分かったのだが、かなりの中日ファンであった。)この事実は、かなり自分の中では大切だ。

もう何度も何度も来ている神宮球場だが、初めて来た時は、海外旅行に行くぐらいのテンションだった。

時刻表を入れ、駅スタンプアルバム、チケット、選手名鑑。そしてなぜか、井上靖の『しろばんば』。(結局読まなかったが。)
栃木の足利市から、急行両毛号にゆられ浅草で下車。そこから銀座線に乗り換えて外苑前で降りる。地下鉄に乗ったのもこの日が初めて。これを東京デビューと呼ぶのなら、まうなんだろう。
外苑前の駅を降りると、神宮球場に向かうかと思いきや、『◯◯く、おいしいお店あるから、試合前に食べていこう』。てっきり、マックで食べるかと思っていた。それよりも、14歳の友人がどうして外苑前の美味い店を知っていた事実の方がショックだった。
お店の名前は、『鳥ぎん』。釜飯屋である。注文もかなり手慣れた感じで頼んでいた。今でいうところのリア充少年だ。

試合結果、内容は全く覚えいないが、足利市駅〜鳥ぎんで注文するところだけは、墓場まで忘れないだろう。
あれから、何回ヤクルトは優勝したのだろう。そして何回監督は変わったのだろう。相当選手も入れ替わった。
大学時代も六大学野球で相当神宮球場に足を運んだ。高田馬場付近に住んでいた私は、神宮球場に行く場合、総武線の信濃町、あるいはその手前の千駄ヶ谷に降りる方が近かったが、降りる駅は必ず決まって外苑前だった。

鳥ぎんがあるからだ。鳥ぎんの釜飯で腹ごしらえしてから球場に行く。彼女ができたときもかこも同じだ。社会人になってからもこの儀式はかわらなかった。

球場に着く頃には、勝敗などどうでもよくなっている。野次の一つでもいいながらビール🍻を飲み、神宮球場名物カレーを🍛たべることが、小さな、確かな、楽しみである。
その楽しみ方こそが、今も昔も、未来永劫も神宮球場を楽しむ最上の方法であると思う。
言い忘れたが、ライトスタンドの名物団長、岡田の親父のガラガラ声も神宮球場には欠かせないなあ。それだけはもう叶わないけど。(終)





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