自分の気持ちが、くもっているように感じるとき、半日ガラスをみがく。
きゅっ、きゅっ、きゅっ。きゅっ。

だまって、みがく。おこったように、みがく。ガラスコップ。ガラスのお皿。ガラスの花瓶。ガラスの密閉瓶。ガラスのお椀。あわつぶ入りのガラスのペーパーウエイト。うすいビールグラス。透明なものは、なんでもかんでも、みんな。みんな。指に、プツンとひっかかる汚れは、はああっと、息吹き変えてみがく。意地でも、ぴっかぴっかに。

考えなくていいこと、考えないでいられるように。ぴかぴかのガラスを、窓にかざして見ていると、わたしの中にも、ひかりがよくさしこんでくるような気がして。
🟢五月の光は、ガラスをかれいに見せてくれる。みがきたてのガラスコップには、白いミヤコワスレ。




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